病態失認(読み)びょうたいしつにん

世界大百科事典(旧版)内の病態失認の言及

【失認】より

…触覚失認は表在感覚にも深部感覚にも障害がないのに,触覚で対象を認識できないものである。特別な失認としては,手指失認を中核症状とするゲルストマン症候群,体の半側を認知できない半側身体失認,全身体の部位を認知できない身体部位失認,痛み刺激に対して不快感は感ずるが,適切な反応ができない痛覚失認,盲目や聾啞,片麻痺など障害のあることを認めようとしない病態失認(アントン=バビンスキー症候群あるいは疾病否認)がある。 近年,失認を視・聴・触・痛覚などの脳の感覚野とこれを言語的に認知する言語野との離断症候群として解釈する動きがある(ゲシュウィントN.Geschwind,1962)。…

※「病態失認」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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