真道(読み)しんどう

世界大百科事典(旧版)内の真道の言及

【道教】より

… 中国先秦時代の儒者が彼らの奉ずる〈先王の道〉の教を〈道教〉とよんでいたという《墨子》の記述は,後の漢・魏の時代においても儒教を〈道教〉とよんでいる事例の幾つか見えていること,たとえば《尚書》湯誥篇の孔安国伝〈道教を安立す〉,《三国志》呉書の陸遜伝〈道教を熙(ひろ)め隆(さか)んにす〉など,からも裏づけられるが,儒家の自称する〈道教〉を似て非なるものときびしく批判する《墨子》と同じく彼らの道教を邪偽であると激しく攻撃しているのは,魏・晋の時代に成立して張魯の天師道教団の幹部教育用の講義録であろうと推定されている《老子想爾(そうじ)注》である。〈真道蔵(かく)れて邪文出(い)ず。世間の常の偽伎は道教と称するも皆な大偽にして用うべからずと為す。…

※「真道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android