紅麴(読み)こうきく

世界大百科事典(旧版)内の紅麴の言及

【中国酒】より

…これは,大麴では酵素利用を主眼とするのに対し,小麴では,その中の微生物を酒造原料の穀類に接種することを目的とするからである。(3)紅麴 福建,浙江の地方,および台湾で紅酒の醸造に用いるもので,うるち米にベニコウジカビMonascusを培養する。この菌は成熟すると鮮紅色の色素を分泌し,生成酒に色をつける。…

【こうじ(麴)】より

…(2)撒(ばら)こうじ 蒸煮した穀粒にカビをはやしたもの。日本の清酒,甘酒,本格焼酎,みそ,しょうゆに用いられるこうじや中国の福建紅酒(ホンチユウ)をつくる紅麴(ホンチユイ)などがある。カビの種類からみると,餅こうじはクモノスカビ,ケカビを主体とし,撒こうじのうち清酒,みそ,しょうゆのこうじは黄こうじ菌,本格焼酎のこうじは黒こうじ菌系統のもの,紅こうじは紅こうじ菌でつくる。…

※「紅麴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android