結晶構造データ(読み)けっしょうこうぞうでーた

世界大百科事典(旧版)内の結晶構造データの言及

【結晶構造】より

… 結晶構造は一般に三次元的な周期性をもっているから,一つの単位胞の中の原子配列で構造全体を代表させることができる。一つの結晶について,その単位胞の定数,その中に含まれる化学単位の数(Z),空間群,単位胞の座標系に対する原子の位置座標などは,その結晶の結晶構造データ(あるいは結晶学的データ)といわれる。一例として,正方晶系に属しTiO2の化学組成をもつルチルのおもな結晶構造データをあげると,単位胞の定数a=4.593Å,c=2.595Å,Z=2,空間群P4/mnmで,原子座標x,y,zとしてはTiが0,0,1/2,Oが0.1945,0.1945,0である。…

※「結晶構造データ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android