脱分極(読み)だつぶんきょく

世界大百科事典(旧版)内の脱分極の言及

【筋収縮】より

…一般に筋繊維の収縮は細胞膜内外の電位差(膜電位)の変化によって調節されている。膜電位の減少を脱分極といい,脱分極がある値をこえると収縮がおこる。
[筋収縮の神経による調節]
 筋肉は,身体の運動をおこす骨格筋,心臓の拍動をおこす心筋,消化管や血管の運動にあずかる平滑筋に大別される。…

【シナプス】より

…化学シナプスには,興奮性シナプスexcitatory synapseと抑制性シナプスinhibitory synapseがあり,それぞれ興奮性シナプス後電位excitatory postsynaptic potential(EPSP)と抑制性シナプス後電位inhibitory postsynaptic potential(IPSP)とを発生する。興奮性シナプス後電位は脱分極性電位(細胞は細胞膜を境に内側はマイナスに分極している。この分極の減少を脱分極,増加を過分極という)で,これがある閾値(いきち)電位以上に達すると活動電位を発生させる。…

※「脱分極」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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