中日辞典 第3版の解説
泰山
Tài Shān
[名]
[参考]五岳の一つで,“东岳
”とも呼ばれる.古代では泰山を代表的な高山とし,敬仰すべき人物や重大で価値のある事物のたとえとした.アメリカ映画の主人公ターザンの中国語訳にもこの字を当てる.→~泰山北斗/.
稳
如~/確固として揺るぎない.重于~/泰山よりも重い;重要である.
有眼不识~/<諺>目があっても泰山を知らない.▶尊敬すべき人をそれと知らず,「お見それしました」という意味で用いる.
老~/岳父.
泰山
Tài Shān
<中国の世界遺産(複合遺産)>泰山(登録:1987)
「東岳」として中国の「五岳」の筆頭に挙げられ,古くは岱山,岱宗などと呼ばれた.山東省中部の泰安市にあり,主峰は標高1524mの玉皇頂.秦の始皇帝以降,歴代の皇帝がここで封禅の礼を行い,天地を祭った.道教の神,碧霞元君をまつる廟を始め,寺廟も多い.泰山は「どっしりと安定したもの」「尊く,霊性のあるもの」の象徴とされ,「泰斗」(泰山と北斗星に由来),「泰山石敢当」(風水に基づき,厄除け用の石に刻まれた言葉)などの言葉を生んだ.[多田麻美]
泰山
山東
Tài Shān
<中国の地名>泰山.五岳の筆頭にあげられる山で“东岳”とも称する.歴代皇帝が天地を祭る封禅を行った霊場.主峰は玉皇頂(1524m).☞[付録]中国の世界遺産(泰山)