青海

中日辞典 第3版の解説

青海
Qīnghǎi

[名]<地名>青海(せいかい)省.▶中国の一級行政区の一つ.中国西北部に位置する.

~的省会shěnghuì是西宁Xīníng/青海の省都は西寧である.

◆略称は“青”.青海の名は省内にある中国最大の塩水湖“青海湖”に由来する.

◆面積は中国第4位.世界の屋根と称される“青藏高原Qīngzàng Gāoyuán”(青海チベット高原)の東北部に位置する.大部分が海抜2500—4500メートルの山地・高原.

◆黄河や長江の水源地で,数多くの湖や沼がある.

◆省人口の約60%を占める漢族のほか,チベット族・回族・モンゴル族などの少数民族が居住する.

◆もともとチベット系羌(きょう)族の住地で,はじめ吐谷渾(とよくこん)が支配し,のち吐蕃(とばん)が占拠した.

◆メンヨウ・ウマ・ヤギ・ヤクなどの牧畜業が盛ん.羊毛の“西宁毛”は丈夫で柔らかいことで有名.

◆省西北部にある“柴达木盆地Cháidámù Péndì”(ツァイダム盆地)は中国三大内陸盆地の一つで,岩塩・石油・鉛・亜鉛などの埋蔵量が豊富.

◆鉄道は蘭西(蘭州—西寧)線と青蔵(西寧—ラサ)線が走る.道路では西寧とチベットのラサを結ぶ“青藏公路”が交通の大動脈となっている.

出典 中日辞典 第3版中日辞典 第3版について 情報 | 凡例

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