コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

 カキ

5件 の用語解説(柿の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

かき【柿】

カキノキ科の落葉高木。また、その実。山地に自生するが、古くから栽培される。よく分枝し、葉は短楕円形で先がとがり、光沢がある。秋に紅葉する。初夏に白い雌花と雄花とが咲き、秋に黄赤色の実を結ぶ。実には萼(がく)が残ってつく。品種も多く、甘柿には富有次郎御所など、渋柿には平核無(ひらたねなし)・西条などがあり、実を生または干して食べる。材は家具などに用いる。 花=夏 実=秋》「―くへば鐘が鳴るなり法隆寺/子規
柿色」の略。
柿色の布子(ぬのこ)。かきそ。

し【柿】[漢字項目]

常用漢字] [音]シ(漢) [訓]かき
〈シ〉木の名。カキ。「熟柿
〈かき(がき)〉「柿色渋柿
[補説]「柹」は正字。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

柿【こけら】

元来は木の削りくず,こっぱの意。転じて屋根をふくための薄い板。一般に長さ30cm,厚さ2〜5mm,幅10cm程度で,材料はヒノキサワラ,クリ等。
→関連項目柿落し木舞

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

食の医学館の解説

かき【柿】

《栄養と働き》
 柿は、日本古来の植物で「柿」という文字も日本の国字です。いまやヨーロッパでも「カキ」で通じるほど。農家の庭先に実る柿に郷愁を覚えるなど、日本の風土に根づいた秋のくだものとなっています。柿には渋柿と甘柿があり、代表的な甘柿には富有(ふゆう)・次郎(じろう)・御所(ごしょ)柿、渋柿には庄内(しょうない)・西条(さいじょう)柿などがあります。
○栄養成分としての働き
「柿が色づくと医者が青くなる」という諺(ことわざ)がありますが、それは柿にはビタミンCが豊富で、万病のもとといわれるかぜを予防するからです。
 果実1個あたりに含まれるビタミンCの含有量は、温州ミカン3~4個分に相当するうえ、カロテンも多く、これらの相乗効果ウイルスや細菌に対する抵抗力を強め、粘膜(ねんまく)を強化するので、かぜ予防のほか、肌荒れ防止にも効果があるのです。
アルコール分解酵素とカリウムの働きで二日酔いを治す〉
 柿には渋みのもとであるシブオールというタンニン成分と、アルコールデヒドロゲナーゼという酵素があり、これらがアルコールを分解する働きをします。
 さらにカリウムも多く含有するので利尿作用もあり、二日酔いに効きます。
 なお、干し柿にすると、残念ながらこの効用は消えてしまいます。しかし干し柿の甘みは生果の4倍、カロテンは約2倍にもなるうえ、食物繊維も1回に食べる量あたりの含有量は全食品中のトップと、すぐれた健康食品です。
 柿の橙色(だいだいいろ)の色素成分に、β(ベータ)クリプトキサンチンがあります。これに、ニンジンなどに多いカロテンの約5倍という強力な発がん抑制作用があることが判明し、がん予防が期待されます。
○漢方的な働き
 漢方では、柿が肺を潤してせきやたんを止め、炎症を抑えることから、肺結核のせきや喀血(かっけつ)の補助療法に用いられています。
 柿の葉やヘタにも薬効があります。葉には果実以上にビタミンCが多いので、お茶にして服用すると高血圧動脈硬化予防のほか、潰瘍(かいよう)などによる内出血、痔(じ)の出血、鼻血、月経過多、眼底出血にも効果があるといわれています。さらにヘタを煎(せん)じて飲むとしゃっくり止めや夜尿症(やにょうしょう)に効きます。
○注意すべきこと
 柿は消化がよくないうえ、体を冷やす作用があるので、胃腸が冷えやすい人や病後、産後の人はひかえめにしましょう。
 また、渋み成分のタンニンを含むので、多食すると便秘になる場合もあります。
《調理のポイント
 柿は生で食べるのが一般的ですが、料理としてはダイコンなどと和える、なますがよく知られています。これは彩りもよいうえ、互いのビタミンCをそこなうことがない、理にかなった調理法です。
 葉はお茶のほか、若葉を使ったサラダてんぷらもいいでしょう。

出典|小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。食品は薬品ではありません。病気にかかったら、かならず医師の診察を受けてください。

大辞林 第三版の解説

かき【柿】

カキノキ科の落葉高木。山中に自生し、また果樹として古くから栽植される。雌雄同株。秋に多肉の液果を結び、熟して黄赤色となる。甘柿と渋柿があり、甘柿には富有柿・次郎柿など多くの栽培品種がある。渋柿は干し柿などにする。 [季] 秋。
「柿色」の略。 「 -の衣」
柿色の布子ぬのこ。柿衣かきそ。 「八年の年季で-の仕着せ也/柳多留 85

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

柿の関連キーワード古武道独立栄養和学栄養分鉄菱敷島の道和装本栄養と料理末梢非経口栄養

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

柿の関連情報