くさくさ(読み)クサクサ

デジタル大辞泉 「くさくさ」の意味・読み・例文・類語

くさ‐くさ

[副](スル)おもしろくないことがあったり、いらいらしたりして、心が晴れないさま。くしゃくしゃ。「雨続きで気がくさくさする」
[類語]じめじめ湿っぽい辛気臭いもやもやぼけっと朦朧もうろうぼやける雲をつかむ不確か曖昧曖昧模糊ファジー茫乎ぼうこぼうっとなんとなくなんだかそこはかとないほんのりなんとはなしどことなくそれとなしに心なしなにかしら思いなしかほのか模糊茫茫ぼうぼう漠漠不明瞭茫漠ぼうばくもやくやもやつくぼんやり彷彿ほうふつ不鮮明憂鬱憂さ鬱気気鬱鬱鬱陰鬱鬱然鬱陶しい物憂い暗鬱沈鬱くよくよくしゃくしゃ重苦しい滅入る塞ぐ塞ぎ込む気塞ぎ悶悶もんもんやるせないくすぶるわだかまる意気消沈暗澹あんたん胸騒ぎ怪訝けげんいぶかしいいぶかる辛気歯がゆいいらいら

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精選版 日本国語大辞典 「くさくさ」の意味・読み・例文・類語

くさ‐くさ

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 腹をたてたり憂鬱(ゆううつ)だったりして、心がはればれしないさまを表わす語。くしゃくしゃ。むしゃくしゃ。
    1. [初出の実例]「この人のなさを思ひつづくるにこそ、あだにくさくさ心もなりて」(出典:愚管抄(1220)七)
    2. 「人より頭をふまれ、くさくさとして一生を果すは口惜き事也」(出典:葉隠(1716頃)一一)
  3. 見るからにだらしのない感じのするさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「くさくさとして、なにをきたるもみぐるしく候」(出典:めのとのさうし(14C中か))

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