デジタル大辞泉
「ちらちら」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ちら‐ちら
- 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
- ① ものごとが断続的に目にうつったり意識にのぼったりするさまを表わす語。物が見えかくれするさま、また、物を断続的に見るさまを表わす語。ちらりちらり。
- [初出の実例]「もののちらちらとちらめく」(出典:名語記(1275)三)
- ② 話やうわさが少しずつ耳にはいるさまを表わす語。ちらりちらり。
- [初出の実例]「コウ米八さん、おらあくわしく知らねへが、いつか中(ぢう)からちらちらと耳へはいって気になったが」(出典:人情本・春色梅児誉美(1832‐33)後)
- ③ 雪や花などの細かいものが小さくゆれ動きながら落ちるさまを表わす語。ひらひら。ちらりちらり。ちらりほらり。
- [初出の実例]「けふも雨ちらちらとふる」(出典:御湯殿上日記‐延徳三年(1491)七月一五日)
- ④ 光が断続的に弱く光るさまを表わす語。ちらりちらり。
- [初出の実例]「海士の漁り火ちらちらと、星か蛍か影うすく」(出典:浄瑠璃・天神記(1714)四)
- ⑤ すぐに。大急ぎで。〔日葡辞書(1603‐04)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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