てかてか(読み)テカテカ

デジタル大辞泉 「てかてか」の意味・読み・例文・類語

てか‐てか

[副](スル)つやがあって光っているさま。「てかてか(と)した顔」
[形動]に同じ。「てかてか手すり」「てかてかに磨く」
アクセントカテカ、はテカテカ
[類語]ぴかっとぴかりぴかぴかきらりきらきらぎらりぎらぎらてらてらちらちらちかちか光る艶やかつるつるつやつやつや艶めく艶々しい色艶

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精選版 日本国語大辞典 「てかてか」の意味・読み・例文・類語

てか‐てか

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
日光の照りかがやくさまを表わす語。
※俳諧・曠野(1689)員外「冬の日のてかてかとしてかき曇〈越人〉 豕子に行と羽織うち着て〈野水〉」
② 物の表面につやがあって光っているさまを表わす語。
※俳諧・市の庵(1694)「社家の築地の物ふりにけり〈簑立〉 翠簾(みす)越に覗く化粧のてかてかと〈敬之〉」
生々流転(1939)〈岡本かの子〉「長火鉢なぞてかてか拭き込んでありました」
[2] 〘形動〙 (一)②に同じ。
潮風(1920‐21)〈里見弴〉四「悦三は、と見ると鼻から口の周りを脂でテカテカに光らせて」

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