日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロケット(容器)」の意味・わかりやすい解説 ロケット(容器)ろけっとlocket 密閉できるコンパクト型の小さな容器。普通、鎖やリボンに通して首飾り風に胸元に下げる。円形、長円形、菱(ひし)形、ハート形などの、薄手の金、銀その他の金属製に飾りを施し、恋人や肉親の小形写真、毛髪、細密画など、記念の品や形見の品を入れておく。感傷的な装身具としてロマンチック時代に流行し、18世紀には髪飾りに、19世紀初めにはブレスレットにもつけられた。まれにブローチもある。[平野裕子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例