内面(読み)ナイメン

デジタル大辞泉 「内面」の意味・読み・例文・類語

ない‐めん【内面】

物の内側の面。⇔外面
精神心理に関する面。心の中。「内面動揺を隠す」⇔外面
[類語]内部内側内方内奥精神メンタル心的内的精神的内面的観念的心理的知能心理精神力メンタリティースピリチュアルこころ知情意心神内心心情心魂マインドハートスピリットエスプリ精魂気迫神気気概気力意力意志神経気構え気持ち理念思想気風気性きしょう心性さが

うち‐づら【内面】

家族内輪の人に対する顔つきや態度。「内面が悪い人」⇔外面そとづら
物の内部。内側。ないめん。⇔外面そとづら

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精選版 日本国語大辞典 「内面」の意味・読み・例文・類語

うち‐づら【内面】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物の内部。内側。ないめん。
    1. [初出の実例]「内つらの爪のはつは厥陰肝経大敦穴也」(出典:史記抄(1477)一四)
    2. 「その土塀の内面(ウチヅラ)に」(出典勇魚取絵詞(1829)上)
  3. 家族や内輪の人に見せる顔つき、態度。⇔外面(そとづら)
    1. [初出の実例]「内づらが極めてわるい」(出典:直木三十五を悼む(1934)〈菊池寛〉三)

ない‐めん【内面】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物の内部に向いた面。うちがわ。内部。
    1. [初出の実例]「壁の内面は紙を張貼し」(出典:日本風俗備考(1833)一八)
  3. 人間の精神・心理に関する面。心の中。
    1. [初出の実例]「病気の経過に伴れて起こる内面の生活」(出典:思ひ出す事など(1910‐11)〈夏目漱石〉四)

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普及版 字通 「内面」の読み・字形・画数・意味

【内面】ないめん

内側。

字通「内」の項目を見る

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