北倶盧洲(読み)ホックルシュウ

デジタル大辞泉 「北倶盧洲」の意味・読み・例文・類語

ほっくる‐しゅう〔ホククルシウ〕【北×××洲】

《〈梵〉uttarākuruの訳》須弥山しゅみせんをめぐる4州の一。北方にあって、他の3州よりすぐれ、ここに生まれた者は千年寿命を保つという。鬱単越うったんおつ北洲ほくしゅう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「北倶盧洲」の意味・読み・例文・類語

ほっくる‐しゅう ホククルシウ【北倶盧洲】

〘名〙 (「北倶盧」はUttara-kuru の訳と音写合成。鬱単越(うったんおつ)とも) 仏教須彌山(しゅみせん)説に説かれる四大洲(四大陸)の一つ。北方にあって他の三洲に勝れ、寿命千歳の楽土という。北洲
正法眼蔵(1231‐53)身心学道「四大河あり、無熱地あり、北倶盧洲には四阿耨達地あり」 〔倶舎論一一

ほくくる‐しゅう ‥シウ【北倶盧洲】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android