吉日(読み)キチジツ

デジタル大辞泉 「吉日」の意味・読み・例文・類語

きち‐じつ【吉日】

縁起のよい日。祝い事など、何か事をするのによいとされる日。きちにち。きつじつ。「思い立ったが吉日」⇔凶日きょうじつ
[補説]呉音「きち」と漢音「じつ」の混ぜ読みで、新しい形。「きちにち」「きつじつ」が本来の読み方。
[類語]好日佳日寧日めでたい喜ばしい慶賀恭賀謹賀奉賀奉祝慶祝大慶同慶御慶ぎょけい慶福祝賀祝着しゅうちゃく祝福祝勝喜ぶ慶事吉事好事おめでた寿ことぶききち大吉祝い事晴れの日賀する祝う祝することほぐ恐悦

きち‐にち【吉日】

きちじつ(吉日)

きつ‐じつ【吉日】

きちじつ(吉日)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「吉日」の意味・読み・例文・類語

きち‐じつ【吉日】

〘名〙 めでたい日。えんぎのよい日。吉曜(きちよう)吉旦(きったん)。きちにち。きつじつ。きつにち。⇔悪日(あくにち)
続日本紀‐天応元年(781)正月辛酉「今者元正告暦、吉日初開」
今昔(1120頃か)一「然ば大王、諸の大臣と吉日を撰び定めて」

きち‐にち【吉日】

〘名〙 =きちじつ(吉日)塵芥(1510‐50頃)〕
※開化問答(1874‐75)〈小川為治〉二「祝義に付き吉日(キチニチ)をえらばんとすれども」

きつ‐にち【吉日】

〘名〙 =きちじつ(吉日)〔文明本節用集(室町中)〕

きつ‐じつ【吉日】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「吉日」の読み・字形・画数・意味

【吉日】きちじつ

ついたち。また、よい日。めでたい日。〔楚辞九歌、東皇太一〕吉日の辰良 穆(つつし)んで將(まさ)に上皇(たの)しましめんとす

字通「吉」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android