壱岐泊牛牧(読み)いきとまりのうしまき

日本歴史地名大系 「壱岐泊牛牧」の解説

壱岐泊牛牧
いきとまりのうしまき

壱岐に置かれた中世の牧。「吾妻鏡」寛元三年(一二四五)一二月二五日条に「壱岐泊牛牧」とみえ、源馴と源授が当牧や松浦まつら佐里さり(現佐賀県相知町)などをめぐって相論、授は馴が問注奉行人越前政宗に悪口をしたと事実と異なる主張をしたため馴の当知行が認められる一方、授は身を召籠められ、上野入道日阿に預けられている。彼らは牛牧を管理し、養育し、それを運送して売買していたとも想定されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android