デジタル大辞泉 「始終」の意味・読み・例文・類語
し‐じゅう【始終】
1 物事の始めと終わり。
「―本末を思考せずして事を起こす者は」〈織田訳・花柳春話〉
2 事柄の成り行きの、始めから終わりまでの全部。「事件の
3 始めから終わりまで態度・状態などを変えないで通すこと。また、変わらないで同一になること。
「生民の為に身命を犠牲に供し、道義の為に―するに」〈東海散士・佳人之奇遇〉
4 最後。結末。
「いかに申すとも―のことはかなふまじ」〈平家・一〉
[副]
1 絶え間ないさま。頻繁に行われるさま。いつも。しょっちゅう。「
2 終わりには。結局は。
「寄せ手は大勢なり。城の構へ未だこしらへず、―いかがあるべからん」〈太平記・二九〉
[類語](1)いつでも・しょっちゅう・