完全無欠(読み)カンゼンムケツ

デジタル大辞泉 「完全無欠」の意味・読み・例文・類語

かんぜん‐むけつ〔クワンゼン‐〕【完全無欠】

[名・形動]欠点不足がなくて、非のうちどころのないこと。また、そのさま。「完全無欠人格者
[類語]完全絶対完璧かんぺき万全十全両全満点金甌きんおう無欠百パーセントパーフェクト全くまった文句なし大丈夫無傷間然かんぜんする所がない水も漏らさぬ非の打ち所がない

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精選版 日本国語大辞典 「完全無欠」の意味・読み・例文・類語

かんぜん‐むけつ クヮンゼン‥【完全無欠】

〘名〙 (形動) 不足や欠点が全く無いこと。また、そのさま。「かんぜん(完全)」を強めたいい方。完璧(かんぺき)
※尊人説(1878)〈植木枝盛〉「都て古の聖人賢智者等の言行を以て完全無欠のものとなし」

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四字熟語を知る辞典 「完全無欠」の解説

完全無欠

不足や欠点が全く無いこと。また、その様子かんぺき

[活用] ―な・―の。

[使用例] 正真の教育者というものは、その完全無欠な規定細目を守って、〈略〉授業を進めて行かなければならない[石川啄木*雲は天才である|1906]

[使用例] そんなに理想的な、完全無欠の青年が生きているとしたら、第一、ぼく生きがいというものが、なくなってしまうではないか[武田泰淳快楽|1960]

[解説] 同じような意味合いの語を重ねて、強調した表現

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