デジタル大辞泉 「抱卵」の意味・読み・例文・類語 ほう‐らん〔ハウ‐〕【抱卵】 [名](スル)親鳥が卵を抱えて温めること。「鶏が抱卵する」[類語]産卵・産み付ける・孵かえす・孵かえる・孵化ふか・孵卵・托卵・生む・生み落とす・出産・分娩・お産・安産・難産・初産ういざん・初産しょざん・初産はつざん・生なす・産する・身二つになる・腹を痛める 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「抱卵」の意味・読み・例文・類語 ほう‐らんハウ‥【抱卵】 〘 名詞 〙 鳥・魚などが、卵をかかえて温めること。[初出の実例]「此鳥を乳母用となし抱卵(ハウラン)のみを托し」(出典:風俗画報‐一六六号(1898)動植門) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「抱卵」の意味・わかりやすい解説 抱卵ほうらん 鳥類が卵を孵化(ふか)させるために抱いて温めることをいう。一夫多妻の鳥や多くの一夫一妻の鳥ではおもに雌がこの仕事を分担するが、雄が途中で交代するものもある。一妻多夫のタマシギやレンカクでは雄だけが抱卵する。小鳥類の抱卵期間は10日から2週間、カモ類、ワシタカ類では30日前後であるが、ロイヤルアホウドリでは約80日も要する。托卵(たくらん)習性をもつ鳥(カッコウ類やミツオシエなど)や、地熱で卵を孵化させるツカツクリ類にはこの性質はない。[山岸 哲][参照項目] | 托卵 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例