デジタル大辞泉
「束の間」の意味・読み・例文・類語
つか‐の‐あいだ〔‐あひだ〕【▽束の間】
「つかのま」に同じ。
「紅の浅葉の野らに刈る草の―も我を忘らすな」〈万・二七六三〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
つか【束】 の 間(ま)
(
一束(ひとつか)、すなわち指四本の幅、の意から) 時間がごく短いこと。
少しの間。ごく短い時間のたとえ。つかのあいだ。
※
万葉(8C後)四・五〇二「夏野行く小鹿の角の
束間(つかのま)も妹が心を忘れて思へや」
※
徒然草(1331頃)四九「人はただ、無常の身に迫りぬる事を心にひしとかけて、つかのまも忘るまじきなり」
つか【束】 の 間(あいだ)
※万葉(8C後)二・一一〇「大名児
(おほなこ)を
彼方(をちかた)野辺に刈る草
(かや)の束之間
(つかのあひだ)も我忘れめや」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報