江戸鹿子(読み)えどかのこ

精選版 日本国語大辞典 「江戸鹿子」の意味・読み・例文・類語

えど‐かのこ【江戸鹿子】

〘名〙
江戸時代江戸で流行した鹿子絞(かのこしぼり)上方で呼ぶ語。
※俳諧・犬子集(1633)三「ゆふべゆふべ武蔵野行くや江戸鹿子〈重正〉」
菓子棹物(さおもの)一種で、紫と白との原料を巻いて棒のようにし、それを小口切りにしたもの。

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日本歴史地名大系 「江戸鹿子」の解説

江戸鹿子
えどかのこ

六巻六冊

異記 江戸鹿乃子 藤田理兵衛著 貞享四年刊

版本 国立国会図書館・静嘉堂文庫・三井文庫ほか

写本 慶応義塾大学(二冊)

解説 江戸の名所年中行事神社仏閣諸職・諸商売など江戸の繁栄ぶりを案内。坂・堀・井といった項目別に名所をまとめる形式で、「京羽二重」の体裁踏襲。京橋南両替町の書店小林太郎兵衛が刊行

活字本 古板地誌叢書八、「東京市史稿」産業篇第七所収

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「江戸鹿子」の解説

江戸鹿子
(通称)
えどがのこ

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
江戸鹿子娘道成寺
初演
天明3.8(江戸・市村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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