浅緋(読み)アサアケ

デジタル大辞泉 「浅緋」の意味・読み・例文・類語

あさ‐あけ【浅×緋】

薄い緋色ひいろ五位の者の着たほうの色。また、その袍。うすあけ。

うす‐あけ【×緋/薄×緋】

あさあけ(浅緋)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「浅緋」の意味・読み・例文・類語

あさ‐あけ【浅緋】

〘名〙
② 五位の当色(とうじき)の袍(ほう)
順集(983頃)「ふかみどり松にもあらぬあさあけの衣さへなどしづみそめけん」

あさ‐ひ【浅緋】

〘名〙 浅く染めた緋色。また、その色の衣服平安時代、五位以上の人が正装上着とした袍(ほう)色目として用いられた。うすあけ。あさあけ。
続日本紀‐大宝元年(701)三月甲午「服制。〈略〉直冠上四階深緋。下四階浅緋」

うす‐あけ【浅緋】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android