(読み)ヨダレ

デジタル大辞泉 「涎」の意味・読み・例文・類語

よ‐だれ【×涎】

口から無意識に流れ出る唾液だえき
[類語]つば唾液つばき生つばかたず

よ‐だり【×涎】

鼻汁や涙など、流れて垂れるもの。
「―を以て青和幣あおにぎてとなす」〈神代紀・上〉
よだれ」に同じ。
「歯落ちて―を垂る」〈今昔・一・六〉

ぜん【涎】[漢字項目]

[音]ゼン(呉) セン(漢) [訓]よだれ
よだれ。「垂涎流涎

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「涎」の意味・読み・例文・類語

よ‐だれ【涎】

〘名〙 (「よだり」の変化した語) 不随意的に唾液が口から流れ出るもの。唾液の分泌過多によるものと、口輪筋の収縮不全または嚥下(えんげ)障害によるものがある。〔文明本節用集(室町中)〕
評判記難波物語(1655)「しさいらしくつぶやくひげ口の、よだれ見ぐるし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android