デジタル大辞泉 「温和」の意味・読み・例文・類語 おん‐わ〔ヲン‐〕【温和/穏和】 [名・形動]1 (温和)気候が暖かで、厳しい変化のないこと。また、そのさま。「―な土地」2 性質などが、落ち着いていて、優しく穏やかなこと。また、そのさま。「―な人柄」3 物事が、かど立たず人に受け入れられやすいこと。また、そのさま。「―な表現に改める」[類語](1)暖かい・あたたか・あったか・生あたたかい・温暖・ほかほか・ぽかぽか・ほやほや・温ぬるい・ぬくい・優しい・ぬくぬく・生ぬるい・ぬくもり・暖気・春暖・ほっくり・ほくほく・ほっこり・ほかほか・ぬくみ・ぬるみ・暖まる・ぬくもる・ぬるむ・暖める/(2)内気・弱気・引っ込み思案・気弱・内弁慶・陰弁慶・臆病・大人しい・こわがり・小心・小胆・怯懦・怯弱・意気地なし・小心翼翼・弱腰・薄弱・惰弱・柔弱にゅうじゃく・軟弱・優柔不断・柔やわい・柔やわ・弱弱しい・女女しい・弱音を吐く・音を上げる・悲鳴を上げる・気が弱い・腰が弱い・煮え切らない・肝が小さい・肝っ玉が小さい・温順・柔順・従順・温柔・温良・順良・素直・おだやか・物静か・おとなしやか・控えめ・優しい・内向的・人見知り・しんねりむっつり・シャイ・心静か・安らか・安穏・のどか・悠長・悠然・悠悠・悠揚・浩然・どっしり・気長・伸び伸び・伸びやか・のんびり・屈託無い・自然体・のんどり・しなやか・しとやか・なよやか・なよなよ・しっとり・物柔らか・静静しずしず・ソフト・おっとり・婉然えんぜん・しおらしい・閑語・たおやか・ナイーブ・心優しい・柔和・温雅・鷹揚おうよう・静心しずこころ・従容しょうよう・悠悠閑閑・おおどか・つつましい・奥ゆかしい・泰然自若・平静・冷静・しみじみ・しっぽり・しんみり・静まる・温顔・温容・春風駘蕩たいとう・穏便・粛粛・静謐せいひつ・静粛/(3)温厚・穏健・柔和・温かい・安全・無事・安泰・平安・小康・安心・確実・無難・無害・大丈夫・平穏・平らか・安寧あんねい・安穏あんのん・事無し・セーフティー・無毒 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「温和」の意味・読み・例文・類語 おん‐かヲンクヮ【温和・穏和】 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「か」は「和」の漢音 )① (気候が)暖かくのどかなさま。[初出の実例]「酔郷氏の国には、四時独り温和(をんくゎ)の天に誇る〈大江匡衡〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)② (性質、態度などが)おとなしくてやさしいさま。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「入道の面(まのあたり)にては共に温和(ヲンクハ)の色をあらはし」(出典:地蔵菩薩霊験記(16C後)七)③ のんびりしているさま。おうよう。[初出の実例]「おんくゎに多葉こを吸付て」(出典:洒落本・通仁枕言葉(1781)幾よし屋の坐舗) おん‐わヲン‥【温和・穏和】 〘 名詞 〙 ( 形動 )① (気候が)暖かくのどかなさま。② (性質、態度などが)おとなしくやさしいさま。穏やかで落ち着いたさま。[初出の実例]「金の有る風にして物事温和(ヲンワ)に見せるが肝心だ」(出典:洒落本・深川新話(1779))[その他の文献]〔説苑‐脩文〕温和の補助注記古くは、「おんか」という漢音読みが多いので、読みのはっきりしない古い例は便宜上その項目にあげた。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「温和」の読み・字形・画数・意味 【温和】おん(をん)わ おだやかでなごやか。〔説苑、脩文〕君子は中を執り、以て本と爲す。~故に其の、和にして中に居る。以て生の氣に象るなり。字通「温」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by