複合語と同義に用いられることが多い。とくに語が複合することによって、もとの語の意味だけでなく、新しい語義が生ずるものをさすことが多い。「月日(つきひ)」「とまり木」「年忘れ」などである。また、とくに漢字を構成要素とする漢語をさすことも多い(「努力」「登場」「宿場」など)。この場合は、漢字一字ごとを形態素とみれば複合語であるが、現代語ではすでにその必要はなく、一語の単純語と考えるほうが自然である。
なお、英文法などにおいては、「熟語」の語を慣用句・慣用語(イディオム)の意味で用いる。この場合はかならずしも単語だけをさすのではなく、複合語(lakeside湖畔)や慣用語(give-and-take)や慣用句(rain cats and dogs激しく雨が降る)などを含めて用いられる。
[近藤泰弘]
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…(2)見出し語と説明語とが,(a)同一の言語であるもの,(b)異なった言語であるもの(対訳辞典,方言辞典など)に二分できる。(3)収録語の性格によって,(a)普通辞典(一般辞典,一般の語を扱うもの)と(b)特殊辞典とに分かれ,さらに(b)は品詞辞典,語源辞典,古語辞典,現代語辞典,発音辞典,アクセント辞典,文法辞典,外来語辞典,標準語辞典,方言辞典,難訓辞典,類語辞典,熟語辞典など,また特殊な分野ごとに言語学辞典,文学辞典,歴史辞典,宗教辞典,地名辞典,民俗語彙(ごい),隠語辞典などがある。
[効用]
文字や発音や意味や用法などが不明な場合,そのうちの一つを知るだけで,他を知るのに役だつ。…
※「熟語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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