デジタル大辞泉
「脅迫」の意味・読み・例文・類語
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きょう‐はく ケフ‥【脅迫・恐キョウ迫】
〘名〙
① 相手に恐れの
気持をいだかせるようにして、ある行為を強制すること。ある行為を人にさせるため、おどしつけること。強迫。
※律(718)
賊盗「若恐
二迫人
一、使
二畏懼
一致
二死傷
一者」
※西洋事情(1866‐70)〈
福沢諭吉〉二「恐迫の余止むことを得ずして
証書に調印せしとの旨を訴るときは其証書を廃紙とするの法なり」 〔後
漢書‐申屠蟠伝〕
② 刑法上、
危害を加えるようなことを言ったり、態度で示したりして、人をおどかすこと。「強迫」と区別して用いられる。
※刑法(明治四〇年)(1907)二二二条「生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加ふ可きことを以て人を脅迫したる者は」
[
補注](1)「脅迫」は「おどして実行を迫ること」、「強迫」は「
無理強いによって自由意思を妨げること」の意味でやや違いがあるが、実際には
両者は明確に区別しがたい。
(2)法律では、刑法で「脅迫」、民法、
商法では「強迫」と使い分けをしている。新聞界では「
強迫観念」を除き、「脅迫」に統一して使用している。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「脅迫」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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