自ら(読み)ミズカラ

デジタル大辞泉 「自ら」の意味・読み・例文・類語

み‐ず‐から〔‐づ‐〕【自ら】

《「み(身)つから」の音変化。「つ」は「の」の意の助詞。身そのもの、の意》
[名]自分。自分自身。「彼は自らの力で勝った」「自らをかえりみる」
[代]一人称の人代名詞。多く、身分の高い女性が自分をさしていう。わたくし。
「―は九重のうちに生ひ出で侍りて」〈少女
[副]ほかの人の力に頼らないで自分の力で行うさま。手ずから。自分で。「自らあやまちを認める」「自ら命を絶つ」
[類語]自分自身自己おのれわれ自分自身一身本人当人当事者当方張本人我が輩吾人ごじんそれがしなにがしわたくしわたしあたくしあたしあたいあっしわし手前小生愚生わらわあちきうちおいらおらこちらこっちこちとらわて拙者身共不肖迂生うせい我が身手ずから直直じきじき直接直接的じか身を以て自発的親しくダイレクトアクティブアグレッシブ故意作為作為的意識的意図的未必の故意ことさら自主的主体的意欲的能動的積極的精力的好んであえて進取進んで求めて喜ぶ喜んで前向き乗り気我先我勝ちえいやっと我劣らじとわざとらしい止むに止まれぬ及ばずながら献身的強気強引押して努めて曲げて断固断然思い切って伸るか反るか思う様思う存分存分思いのまま力一杯精一杯率先果敢惜しみない意気込む本腰本腰を入れる入れ込むひたむき

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android