茎茶(読み)クキチャ

デジタル大辞泉 「茎茶」の意味・読み・例文・類語

くき‐ちゃ【茎茶】

茎の部分だけで製した緑茶
[類語]日本茶緑茶グリーンティー煎茶玉露番茶ほうじ茶玄米茶碾茶てんちゃ抹茶碾き茶薄茶お薄濃い茶芽茶葉茶粉茶銘茶粗茶渋茶新茶空茶からちゃ出涸らし

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精選版 日本国語大辞典 「茎茶」の意味・読み・例文・類語

くき‐ちゃ【茎茶】

〘名〙 茎の部分だけで製した緑茶。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「茎茶」の意味・わかりやすい解説

茎茶
くきちゃ

茶の精選工程で分けられる茎や葉脈の茶。原料茶がよければ、香味は軽いが、おいしく飲むことができる。

[編集部]

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飲み物がわかる辞典 「茎茶」の解説

くきちゃ【茎茶】


緑茶の一種玉露煎茶の製造過程で、茎や葉柄茶葉からより分けたもの。渋みが少なくうま味があり、まろやかな味わいをもつ。◇「棒茶」ともいう。また、上等なもの、特に玉露のものを「雁ケ音(かりがね)」ということがある。

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世界大百科事典(旧版)内の茎茶の言及

【緑茶】より

…いずれもまるく縮んだ勾玉(まがたま)状を呈し,上級品は香り・味ともにすぐれている。以上のほかに,芽茶(めちや),粉茶,茎茶(くきちや)と呼ばれるものがある。いずれも玉露,挽茶,煎茶の精選工程でふるい分けられたもので,芽茶は小さな玉状,粉茶は送風選別により,茎茶は木茎分離機にかけて分離された茎や葉脈である。…

※「茎茶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」