見渡す(読み)ミワタス

デジタル大辞泉 「見渡す」の意味・読み・例文・類語

み‐わた・す【見渡す】

[動サ五(四)]遠くまで広く眺める。広い範囲にわたって見る。「―・すかぎり雪の原」「全体を―・して力の配分を決める」
[類語]見晴らす見通す見晴るかす

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「見渡す」の意味・読み・例文・類語

み‐わた・す【見渡】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 こちらからかなたをはるかに見やる。遠く広く見る。広範囲にながめる。転じて、物事の全体を見てとる。
    1. [初出の実例]「朝には 門に出で立ち 夕には 谷を美和多之(ミワタシ)」(出典:万葉集(8C後)一九・四二〇九)
    2. 「前栽の心ばへもことにみわたされて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)朝顔)

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