親密(読み)シンミツ

デジタル大辞泉 「親密」の意味・読み・例文・類語

しん‐みつ【親密】

[名・形動]互い交際の深いこと。きわめて仲のよいこと。また、そのさま。「親密間柄
[派生]しんみつげ[形動]しんみつさ[名]
[類語]近い緊密接近密接親近近接不可分濃い切っても切れない水いらず親しい近しい心安い気安いむつまじい懇意昵懇じっこん懇親別懇ねんご親愛和気藹藹あいあい仲良しファミリアフレンドリーアットホームドメスティック家庭的打ち解ける解け合う馴染む親しむ馴染み深いつうつうつうかあ息が合う反りが合う反り馬が合う気が合う肌が合う琴瑟きんしつ相和す打てば響く意気投合心を通わす心が通う気が置けない胸襟を開く腹を割る心を開く心を許す気を許す肝胆相照らす心を交わす心を以て心に伝う人なつこい取っ付きやすい懐こい如才ない調子がいいなれなれしい

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精選版 日本国語大辞典 「親密」の意味・読み・例文・類語

しん‐みつ【親密】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 非常に親しいこと。きわめて仲のよいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「王室に対するよりも封建の旧君に対して親密ならざるを得ず」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉六)
    2. 「昔は親密な間柄であったさうだから」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四)
    3. [その他の文献]〔呉志‐孫登伝〕
  3. 親しく密接していること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「いま仏仏祖祖の大道には、胎卵湿化生のほかに胎卵湿化生あること、不曾蔵に正伝せり、親密に正伝せり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行仏威儀)

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普及版 字通 「親密」の読み・字形・画数・意味

【親密】しんみつ

ごく親しい。〔漢書望之伝〕(さき)に少烏孫(うそん)に在ること四十餘年、恩愛未だ親密ならず、邊未だ以て安んぜず。此れ已事の驗なり。

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