親密(読み)シンミツ

デジタル大辞泉 「親密」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「親密」の意味・読み・例文・類語

しん‐みつ【親密】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 非常に親しいこと。きわめて仲のよいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「王室に対するよりも封建の旧君に対して親密ならざるを得ず」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉六)
    2. 「昔は親密な間柄であったさうだから」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四)
    3. [その他の文献]〔呉志‐孫登伝〕
  3. 親しく密接していること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「いま仏仏祖祖の大道には、胎卵湿化生のほかに胎卵湿化生あること、不曾蔵に正伝せり、親密に正伝せり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行仏威儀)

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普及版 字通 「親密」の読み・字形・画数・意味

【親密】しんみつ

ごく親しい。〔漢書望之伝〕(さき)に少烏孫(うそん)に在ること四十餘年、恩愛未だ親密ならず、邊未だ以て安んぜず。此れ已事の驗なり。

字通「親」の項目を見る

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