頃合(読み)コロアイ

デジタル大辞泉 「頃合」の意味・読み・例文・類語

ころ‐あい〔‐あひ〕【頃合(い)】

適当な時機。よいしおどき。「花見には頃合いだ」「頃合いを見て料理を出す」
ちょうどよい程度。てごろ。「頃合いの値段の品」
[類語](1時刻刻限時分じぶん時点頃おい格好機会時間時機チャンス好機時節ときおり機運潮時しおどき潮合い時宜機宜好期適期時分どき商機勝機戦機千載一遇タイミングめった得難いまれかけがえのない希有けう盲亀もうき浮木ふぼく一期一会いちごいちえ見せ場決め所思いがけない思いがけず待てば甘露の日和ひよりあり折よく僥倖ぎょうこうここぞ一世いっせ一代最初で最後図らずも決定的瞬間契機/(2適当適切適正適確至当妥当穏当相応好適適合合致即応ぴったり程合い手頃てごろ適う適する合う沿うそぐう当てはまる正当順当当を得る渡りに船便宜好都合便利利便誂え向きタイムリー有り難いうれしいおんの字重宝ちょうほう有用有益簡便軽便至便もってこい格好打って付け好個適える向く似合う似つかわしいふさわしいしっくり同調するフィットする程よい絶好願ったり叶ったり願ってもない相応しか即する肌が合う適格適材くみし易いしかるべきマッチ究竟くっきょう合い口合目的文句無しリーズナブル好条件見合う匹敵言い得て妙あたかもよし三拍子そろ似合わしいジャストミート思いがけない当を得る馬が合う息が合う順当どんぴしゃり所を得る最適つぼにはまる水を得たうおのよう結構尽くめ

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精選版 日本国語大辞典 「頃合」の意味・読み・例文・類語

ころ‐あい ‥あひ【頃合】

〘名〙
① 適当な時機。よいしおどき。
明暗(1916)〈夏目漱石〉一三八「丁度持って来いといふ一番結構な頃合(コロアヒ)なんですからね」
② ちょうどよい程度。似つかわしいほど。てごろ。格好(かっこう)
※俳諧・類船集(1676)左「ころあひの中はつねにささやく」

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