須木の滝(読み)すきのたき

日本歴史地名大系 「須木の滝」の解説

須木の滝
すきのたき

本庄ほんじよう上流域の下田しもだ地区に懸かる滝。県指定名勝下田地区は須木村の中心集落がある盆地状谷底平野の東端で、本庄川はここからあや町に向けて深い渓谷をつくって南東へ流れており、須木の滝はこの渓谷が始まる地点に位置する。「三国名勝図会」によれば滝は雌滝と上流の雄滝の二ヵ所がある。赤松林の中にある雌滝は高さ約三〇尋、瀑布五条が懸かり、その様子は「雲を穿ち石に噴き、雨雹を傾け閃電を発して、玉竜の一時に翻転するが如し」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「須木の滝」の解説

須木の滝

宮崎県小林市にある滝。大淀川支流の本庄川にかかる。かつては落差41メートルを誇る勇壮な滝で、1933年には県の名勝にも指定されたが、下流に作られたダム影響で、現在は20メートルほどの落差になっている。「継子滝」「観音滝」の別称がある。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android