デジタル大辞泉 「大方」の意味・読み・例文・類語
おお‐かた〔おほ‐〕【大方】
1 物事や事柄の大体。大部分。あらかた。「
2 普通の物事。世間一般。世間一般の人。「
[副]
1 だいたい。大部分。あらかた。「仕事は
2 恐らく。たぶん。「
3 (多く、話を切り出すときに用いて)大づかみに言えば。だいたい。およそ。そもそも。
「―、この京のはじめを聞ける事は」〈方丈記〉
4 (否定の語を伴って)いっこう。全然。
「人を遣りて見するに―逢へるものなし」〈徒然・五〇〉
[形動ナリ]普通であるさま。一般的なさま。ひととおり。
「世にある人の有様を、―なるやうにて聞き集め、耳とどめ給ふ」〈源・末摘花〉
[類語]大半・大多数・絶対多数・九分通り・九分九厘/(1)大部分・殆ど・多く・総じて・おおむね・大概・全般・百般・万般・多数・数多・無数・あまた・あまねく・通じて・あらかた・ほぼ・およそ・おおよそ・大体・総体・大略・押しなべて/(2)けだし・たしか・文字通り・まさに・まさしく・大抵・