デジタル大辞泉
「無形文化遺産」の意味・読み・例文・類語
むけい‐ぶんかいさん〔‐ブンクワヰサン〕【無形文化遺産】
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無形文化遺産
2006年発効の無形文化遺産保護条約に基づき、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が登録する無形の文化。伝統芸能や工芸技術、祭礼行事など多岐にわたる。183の締約国から選ばれた24カ国で構成する政府間委員会が毎年1回、60件程度を上限に審査。評価機関の勧告を踏まえて登録の可否を決める。登録がない国の審査を優先しており、日本など登録数の多い国は実質2年に1回の審査となっている。
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無形文化遺産
むけいぶんかいさん
Intangible cultural heritage
2003年の国連教育科学文化機関(ユネスコ)総会で採択された「無形文化遺産の保護に関する条約」(無形文化遺産保護条約)に基づいて選定される、芸能、伝承、慣習、儀式、祭礼、工芸など、不動産である「世界遺産」の範疇(はんちゅう)に入らない文化活動の総称。この条約の発効以前は、「人類の口承及び無形遺産の傑作の宣言」という名称で、2001年から隔年でリストアップされていたが、2008年に「無形文化遺産」の一覧表に統合された。2023年11月時点で、世界182か国がこの条約を締結しており、日本は、世界で3番目に早く、2004年(平成16)に締結している。この条約によって、世界遺産条約が対象としてきた有形の文化遺産に加え、無形文化遺産についても国際的保護を推進する枠組みが整った。
同条約によると、無形文化遺産とは「慣習、描写、表現、知識及び技術並びにそれらに関連する器具、物品、加工品及び文化的空間であって、社会、集団及び場合によっては個人が自己の文化遺産の一部として認めるものをいう」(第2条)としている。無形文化遺産に含められるものとしては、(1)口承による伝統および表現(伝達手段としての言語を含む)、(2)芸能、(3)社会的慣習、儀式および祭礼行事、(4)自然および万物に関する知識および慣習、(5)伝統工芸技術、などがある。
[佐滝剛弘 2024年2月16日]
日本からの登録は2023年(令和5)11月時点で以下の22件である。
【2008年】
能楽
人形浄瑠璃文楽
歌舞伎(かぶき)(伝統的な演技演出様式によって上演される歌舞伎)
【2009年】
雅楽(ががく)
小千谷縮(おぢやちぢみ)・越後上布(えちごじょうふ)
奥能登(おくのと)のあえのこと
早池峰神楽(はやちねかぐら)
秋保(あきう)の田植踊(たうえおどり)
大日堂(だいにちどう)舞楽
題目立(だいもくたて)
アイヌ古式舞踊
【2010年】
組踊(くみおどり)
結城紬(ゆうきつむぎ)
【2011年】
壬生(みぶ)の花田植
佐陀神能(さだしんのう)
【2012年】
那智(なち)の田楽(でんがく)
【2013年】
和食:日本人の伝統的な食文化
【2014年】
和紙:日本の手漉(てすき)和紙技術(3件を一括登録)
【2016年】
山・鉾(ほこ)・屋台行事(33件を一括登録)
【2018年】
来訪神:仮面・仮装の神々(10件を一括登録)
【2020年】
伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術(国の選定保存技術のうちの17件)
【2022年】
風流踊(ふりゅうおどり)(41件を一括登録)
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