プログレッシブ英和中辞典(第5版)の解説
nei・ther
/níːðər | nái-/
1 〔neither A nor B;相関接続詞的に〕AもBも…ない,AでもBでもない(◆A,Bは,名詞・代名詞・動詞・不定詞など;⇔either A or B)
Neither Father nor Mother is at home.
父も母も不在です
He can neither sleep nor eat.
彼は寝ることも食べることもできない
He decided neither to advance nor to retreat.
彼は前進も後退もすまいと決めた
[語法]
(1) neither A nor B が主語のとき,動詞はBの人称・数と一致するのが原則.ただし((略式))ではBが単数の場合も複数扱いになることがしばしばある
Neither you nor I am [Neither I nor you are] wrong.
きみもぼくも悪くない.
(2) ((古))neither A or B は,現在では誤用とされる.
(3) 3つ以上のものを否定するときは,neither A, (nor) B, (nor) C, nor D となり,最後の nor 以外は省略可.
2 〔否定文[節]に続いて〕…もまた…ない(◆neither で導かれる文・節は倒置される)
Bob can't go, (and) neither can I.
ボブは行けない,私もだ
“I am not hungry.” “Neither am I.”
「おなかはすいてない」「私も」
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Neither boy paid much attention to what I said.
どちらの子も私の言うことにあまり注意を払わなかった
On neither side of the road were there any houses.
道路のどちら側にも家は1軒もなかった
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Neither is [((略式))are] absent.
両者とも出席した
Neither of the boys likes [((略式))like] it.
その少年たちは2人ともそれが好きではない(Neither one of the boys likes it.)
[語法]
(1) neither が主語の場合,動詞は原則的には単数扱いだが,((略式))では複数に扱うことがある.neither of ... の場合は複数になる傾向が強い.ただし,neither one of ... (この neither は形容詞)は単数扱い.
(2) neither は both に対する全否定.三者以上のものには none を用いる.
(3) neither を受ける代名詞は they を用いる傾向がある
Neither of them could make up their minds.
彼らのどちらも決心できなかった
neither one thing nor the other=neither (the) one nor the other
どっちつかずの,はっきりしない
[原義は「2つのうちどちらでもない」]