囲碁

日本語の解説|囲碁とは

日中辞典 第3版の解説

囲碁
いご

围棋wéiqí

~囲碁を一局囲む|下一盘pán围棋.

~囲碁を打つ|下围棋.

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1囲碁の起源

囲碁“围棋wéiqí”は,“弈”“坐隐zuòyǐn”“手谈shǒután”“烂柯lànkē”“乌鹭wūlù”とも称される.尭舜(ぎようしゆん)の時代が起源という言い伝えがあり,春秋以降の文字記録に登場する.古代には,易経や天文学に用いられていたことが明らかになりつつある.古来,“琴棋书画qín qí shū huà”という呼称で音楽や書画とともに文人の嗜(たしな)みの一つとされ,日本へは唐代に伝わった.

2石の数え方の日中両国の違い

日本では白・黒互いの石で囲んだ地を比較し,多いほうが勝ち.中国では白黒それぞれの盤面に生きて残っている石の数と囲んだ地の数の合計で比較するので,ダメづめは最後まで互いに置く.基本的に日中双方の結果はほぼ同じになるが,中国ではあげ石(取った相手の石)は,相手の囲った地をうめるのには使わず,相手の碁笥(ごけ)に返す.終局後の計算は白黒数えやすいほうのどちらかを計算して勝負を判断する.したがって盤面の目の総数は361であるから,180.5が半分の数,181あれば勝ち.コミ5目半(中国では2と4分の3と表現)がある場合は,黒183なら半目負けで黒184あれば半目勝ち.185あれば3目勝ち.白は177なら半目負け,178なら半目勝ち.

3一般用語

碁石|棋子qízǐ

白|白棋báiqí

黒|黑棋hēiqí

白石|白子báizǐ

黒石|黑子hēizǐ

碁盤|棋盘qípán

碁笥|棋子盒qízǐhé

プロ棋士|专业棋手zhuānyè qíshǒu

アマチュア棋士|业余yèyú棋手.

置き碁|让子棋ràngzǐqí

五子碁|让五子棋ràngwǔzǐqí

互い先|对子棋duìzǐqí

隅|角jiǎo

左隅|左上角zuǒshàngjiǎo

天元|天元tiānyuán

星|星xīng

中央|腹

左辺|左边zuǒbiān

地|实空shíkōng

定石|定石dìngshí

先番|先下xiānxià

持ち時間|现用时间xiànyòng shíjiān

布石|布局bùjú

早碁|快棋kuàiqí

早打ち|棋下得快qí xiàde kuài

目|真眼zhēnyǎn

欠け目|假眼jiǎyǎn

死に石|死棋sǐqí

生き石|活棋huóqí

良い形|好形hǎoxíng

悪い形|坏形huàixíng;愚形yúxíng

捨て石|弃子qìzǐ

封じ手|封局fēngjú

あげ石|提子tízǐ

大模様|大阵势dàzhènshì

五目並べ|五连棋wǔliánqí;连珠棋liánzhūqí

4石の動きの用語

碁を打つ|下棋xià qí;下围棋wéiqí

アタリ|叫吃jiàochī;打吃dǎchī

両アタリ|双打shuāngdǎ

一間トビ|跳tiào

二間トビ|跳二tiào'èr

ケイマ|小飞xiǎofēi

大ゲイマ|大飞dàfēi

ツナギ|接粘jiēzhān

コスミ|尖jiān

キリチガイ|断duàn

ノビ|长cháng

ハネ|扳bān

カカリ|挂guà

ヒラキ|拆chāi

ウチコミ|打入dǎrù

ノゾキ|刺走cìzǒu

シチョウ|征zhēng

シチョウアタリ|引征yǐnzhēng

コウ|劫jié

コウアラソイ|劫争jiézhēng

本コウ|紧劫jǐnjié

ポンヌキ|提清开花tíqīng kāihuā

ダメ|气

ダメヅメ|紧气jǐnqì;收气shōuqì

手入れ|收气.

セキ|双活shuānghuó

投了|认输rènshū

中押し|中盘胜zhōngpánshèng

黒3目勝ち|黑赢了三目hēi yíngle sān mù

白半目負け|白输了半目bái shūle bàn mù

出典 中日辞典 第3版日中辞典 第3版について 情報 | 凡例

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