囲碁(読み)イゴ

デジタル大辞泉 「囲碁」の意味・読み・例文・類語

い‐ご〔ヰ‐〕【囲碁】

を打つこと。また、碁。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「囲碁」の解説

囲碁

囲碁いご たて横19ずつの線が引かれた碁盤ごばん使い、2人が白黒2色の石を交互こうごに置いて、陣地じんちを取り合うゲーム中国で始まり、日本に伝わりました。奈良時代ならじだい宝物ほうもつおさめた正倉院しょうそういんには、碁盤保存ほぞんされています。平安時代の文学作品「源氏物語げんじものがたり」や「枕草子まくらのそうし」にも登場します。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

精選版 日本国語大辞典 「囲碁」の意味・読み・例文・類語

い‐ごヰ‥【囲碁】

  1. 〘 名詞 〙(ご)。また、碁を打つこと。
    1. [初出の実例]「以囲棊、屡見賞遇」(出典懐風藻(751)釈弁正伝)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

山川 日本史小辞典 改訂新版 「囲碁」の解説

囲碁
いご

碁とも。日本の代表的な盤上遊戯。19条19路の盤面上の交点黒石・白石を交互に打って場所をとる遊び。起源は不明で中国の唐時代に発達。当初は17条17路の盤面であった。「続日本紀」天平10年(738)条に記事があり,正倉院に日本最古の碁盤が所蔵される。古代から愛好されていたことが,文芸作品・絵巻によって知られ,中世公家僧侶の日記にもみえる。江戸幕府は碁打4家(本因坊・井上・安井・林)に家禄を支給,幕府公認の技芸となり,名人・段位制も設けられた。明治維新により碁家は困窮したが,自主的な愛好者の方円社が結成され,1924年(大正13)には財団法人日本棋院がつくられて職業棋士も養成された。現在はアマチュアも含めて新聞社主催の棋戦も多い。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「囲碁」の意味・わかりやすい解説

囲碁 (いご)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「囲碁」の解説

囲碁

株式会社誠文堂新光社が発行していた趣味情報誌。囲碁に関する情報を紹介。毎月5日発売。2012年4月発売の5月号で休刊

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

百科事典マイペディア 「囲碁」の意味・わかりやすい解説

囲碁【いご】

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「囲碁」の意味・わかりやすい解説

囲碁
いご

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「囲碁」の意味・わかりやすい解説

囲碁
いご

」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の囲碁の言及

【碁】より

…碁石と碁盤を使う室内遊戯。古くは乱碁,弾碁,格碁などを含めたさまざまな遊戯の総称だったが,格碁が連珠に発展した以外はほとんど消滅したので,現在では囲碁と同義である。
【歴史】
 起源については諸説があり,易(えき)より発したとするもの,天文暦法をかたどったとするもの,計算具の変形とするものなどがあるが,いずれも想像の域を出ない。…

※「囲碁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カスハラ

カスタマー(顧客)とハラスメント(嫌がらせ)を組み合わせた造語「カスタマーハラスメント」の略称。顧客や取引先が過剰な要求をしたり、商品やサービスに不当な言いがかりを付けたりする悪質な行為を指す。従業...

カスハラの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android