…当時,延安の中共党員は80万を数えたが,その大部分は,都市からやってきた小ブルジョア知識人か,もしくは農民で,党内には,主観主義,セクト主義,党八股(空疎な形式主義的文風)などの悪風がはびこっていた。この状況に対して,中共は,〈主観主義に反対して学風を整え,セクト主義に反対して党風を整え,党八股に反対して文風を整える〉いわゆる〈三風整頓運動〉を提起した。 このとき中共指導者の念頭にあったのは,スターリンの〈粛清〉であって,それを他山の石とした彼らは,〈批判と自己批判〉という説得の手段によってことを解決しようとした。…
※「三風整頓運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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