石走る(読み)イワバシル

デジタル大辞泉 「石走る」の意味・読み・例文・類語

いわ‐ばしる【石走る】[枕詞]

[枕]
岩で水がとびちる意から「垂水たるみ」にかかる。
「―垂水の上のさわらびの」〈・一四一八〉
近江あふみ」「神奈備山かんなびやま」などにかかる。
「―近江の国の楽浪ささなみの」〈・二九〉

いわ‐ばし・る〔いは‐〕【石走る】

[動ラ四]岩の上や間を水が激しく流れる。水が岩に当たってしぶきをあげる。
「―・りたぎち流るる泊瀬川はつせがは絶ゆることなくまたも来て見む」〈・九九一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android