首・頭(読み)こうべ

精選版 日本国語大辞典 「首・頭」の意味・読み・例文・類語

こうべ かうべ【首・頭】

(「髪辺(かみへ)」または「上部(かみへ)」の変化した語か)
[1] くびから上の部分の総称。特に頭部をいう場合が多い。あたま。かしら。
書紀(720)欽明一五年一二月(寛文版訓)「一本に云はく新羅明王の頭(カウヘ)の骨を葬り埋めて」
[2] 〘接尾〙 人の数をかぞえるのに用いる。人(にん)
※書紀(720)神代上(水戸本訓)「吾は当に日に千五百頭(ちカウヘあまりいほカウヘ)産ましめむ」
[補注]「地蔵十輪経元慶七年点」に「首(カヘ)」「頭(カヘ)」とあるのは「ウ」の無表記か。
[語誌]→「あたま(頭)」の語誌

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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