黄なる涙(読み)キナルナミダ

デジタル大辞泉 「黄なる涙」の意味・読み・例文・類語

なるなみだ

嘆き悲しんで流す涙。多く獣の涙にいう。
師子…―を流しつつ」〈太平記・三二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「黄なる涙」の意味・読み・例文・類語

き【黄】 なる 涙(なみだ)

(「黄」は古く「赤」に通じて用いることが多い) 嘆き悲しんで流す涙。血の涙。多く動物についていう。
※太平記(14C後)三二「師子〈略〉黄(キ)なる涙(ナミタ)を流しつつ」

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