世界大百科事典(旧版)内のéthologieの言及
【生態学】より
…このヘッケルの定義には,五島のBiologie(狭義の)の定義の最初にある〈動物の習性〉が欠けており,雌雄・親子の関係はÖkologieには含まれないという意味をもっていたようである。なおこのうえに,そのころ,Biologieとひじょうに近い意味をもち,それよりもっと〈習性〉に近い意味のことばとして,1859年にフランスのI.ジョフロア・サン・ティレール(1805‐61)が用いたéthologieがあった。 かくして,19世紀末から20世紀初頭にかけて,新しい生物の分野を指す三つのことばがあったわけであるが,それらは互いに混同されていた。…
※「éthologie」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」