《マラーター》(読み)まらーたー

世界大百科事典(旧版)内の《マラーター》の言及

【ケーサリー】より

…ケーサリーは〈獅子〉を意味する。デカン教育協会を設立し,プネー(プーナ)市を中心に民族教育普及につとめていたV.チプルンカル,ティラク,G.アーガルカルらは1881年1月に英字紙《マラーター》とこの《ケーサリー》の発刊に踏み切る。両者は特にティラクの主宰下で,19世紀末から20世紀初頭に急進的民族主義思想を掲げるオピニオン・リーダーとして世論を喚起した。…

【ティラク】より

…教育者として出発したあと,20世紀初頭のインド民族運動の中で急進的民族派グループの最大の指導者となる。その主宰する新聞《ケーサリー》と《マラーターMarāthā》はインドの代表的民族紙として反英闘争の強力な武器となる。スワラージ(独立)こそ民族の生得の権利であり,これの獲得は義務であるとの思想をインド人民の心に焼きつけ,スワデーシー(民族産業奨励),イギリス商品排斥,民族教育を掲げて運動を展開。…

※「《マラーター》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」