…しかし,《ストランド・マガジン》に1891年7月号から連載された一連の短編小説は爆発的人気を呼び,ホームズの名は一躍有名になった。12の短編を集めた《シャーロック・ホームズの冒険》(1892)以後,《シャーロック・ホームズの思い出》(1894),《シャーロック・ホームズの生還》(1905),《最後のあいさつ》(1917),《シャーロック・ホームズの事件簿》(1927)まで,合計五つの短編集と,前記2編に加えて《バスカビル家の犬》(1902),《恐怖の谷》(1915)の合計四つの長編が発表された。 作者の死後もホームズの人気は高まる一方で,彼を実在,現存の人物と信ずるファンは世界中にいて,各地でクラブを組織している。…
※「恐怖の谷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...