《日本文化史》(読み)にほんぶんかし

世界大百科事典(旧版)内の《日本文化史》の言及

【サンソム】より

…ノルマンディーのカーンの高校に留学,ドイツのギーセン,マールブルクの大学で1年ほど学んだのち,当時は上級職とははっきり区別されていた外務省領事事務の試験を受け,1904年(明治37)通訳生として21歳のとき来日,30年ほど日本で勤務した。その学問的才能をエリオット大使以下に愛され,〈《日本文化史》〉Japan,a Short Cultural Historyを31年に刊行した。これはいまなお英語で書かれた日本史のスタンダード・ワークである。…

【辻善之助】より

…古代から明治に及ぶ辻の多彩な日本仏教史研究は,堅固な実証主義的方法で貫かれ,政治はもとより社会・文化史的観点を重視することで,それまでの教団史的水準を克服した画期的業績であった。研究の集大成をなす《日本仏教史》全10巻(1944‐55)のほか,《日本仏教史の研究》正・続(1919,31),《日本文化史》全7巻(1948‐50)など多数の著書がある。また,その間,1902年の史料編纂掛入り以来,長く史料編纂事業に従事し,初代史料編纂所長を務めた。…

※「《日本文化史》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」