ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アクチェ」の意味・わかりやすい解説
アクチェ
Akçe
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…自国製の貨幣が出るようになってもこれら外国製の貨幣は使われつづけた。14世紀前半に初めて独自の貨幣としてアクチェakçe銀貨というディルハム銀貨の1/3の貨幣が造られ,17世紀末まで政府の公式の勘定に使われることになった。15世紀後半には金貨も造られた。…
…生計手段の意)から生じる租税の徴収・取得権を認められる代償として,平時には治安の維持,農業生産の管理,戦時には〈封土〉の多寡に応じた数の従士を従えて出征した。封土の多寡は,アクチェとよばれた貨幣単位(銀貨)で示される租税額によった。シパーヒーの封土はティマールとよばれ,その規模は2万アクチェ以下と定められていた。…
※「アクチェ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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