アビラの城壁(読み)アビラのじょうへき

世界の観光地名がわかる事典 「アビラの城壁」の解説

アビラのじょうへき【アビラの城壁】

スペインの首都マドリード西北西約87kmの位置にある都市アビラ(Avila)旧市街を取り囲む市壁。アビラは、グレドス山脈の峰々を望む標高1130mにある都市で、スペインでは最も高い場所にある都市として知られている。この市壁は11世紀に、町に住むキリスト教徒イスラム教徒の攻撃を防ぐために建設した、全長2500m、高さ12m、幅3mの茶色い花崗岩(かこうがん)を積み上げたもので、約25mおきに88の塔があり、9つの門がある。こうした城塞都市はスペイン各地につくられたが、アビラほど城壁が良好に保存されている都市は少ない。アビラまでは、マドリードのアトーチャとチャマルティンの各鉄道駅から所要時間約2時間ほどである。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む