アレキシン

栄養・生化学辞典 「アレキシン」の解説

アレキシン

 血清に含まれる熱に不安定な殺菌物質を称した.現在では補体と考えられている.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のアレキシンの言及

【補体】より

…脊椎動物の正常血清中に存在する物質で,殺菌性物質として見いだされた。アレキシンalexin(防御素の意)とも呼ばれたが,免疫反応に関与することが明らかになるにつれ,抗体の作用を補完するという意味で補体と呼ばれるようになった。
[補体の働き]
 生体内に侵入してきた細菌やウイルスに抗体が反応結合しても,それだけでこの細菌やウイルスが無毒化されることはない。…

※「アレキシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android