最新 地学事典 「アンナン・マッシフ」の解説
アンナン・マッシフ
Annam massif ,Annamia
中部ベトナム~東部ラオスにわたる先カンブリア時代~古生代後期(ヘルシニア期)の活動的褶曲帯と考えられてきた地域。ベトナム国内のKontum(アンナン山脈中部の地名)massif(コンツム地塊)とほぼ同義。C.S. Hutchison et al.(1989)はアンナン山脈の基盤(原生代層)と下部古生層のカバー地域をアンナン地塊と呼んだ。コンツム地塊は始生代~原生代の変成岩類・深成岩類から構成される大陸基盤と見なされてきた。Y.Osanai et al.(2004, 2008)やNakano et al.(2007)は,これらがペルム紀-三畳紀境界に起こった南中国地塊とインドシナ地塊の大陸衝突で形成された変動帯深部の衝上帯とみなしている。
執筆者:佐藤 信次・小山内 康人
参照項目:コンツム地塊
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

