ウィグナー力(その他表記)Wigner force

法則の辞典 「ウィグナー力」の解説

ウィグナー力【Wigner force】

核子間に働く力で,空間座標交換スピンの交換を伴わない力である.常に引力として作用する.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のウィグナー力の言及

【交換力】より

…これは荷電交換型の力が働いたためである。交換の型によって核力を分類すると,(1)何も交換しないもの,(2)アイソスピンのみを交換するもの,(3)スピンのみを交換するもの,(4)スピンとアイソスピンの両方を交換するものの4種となり,それぞれウィグナー力,ハイゼンベルク力,バートレット力,マジョラナ力と呼ばれる。交換力が働くときは,2個の核子が組になって,いわばボンド(接着剤)で結ばれていると考えることができる。…

※「ウィグナー力」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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